宇部の沼交差点程近くに5月、探偵事務所「サンフラワー探偵事務所」（宇部市北琴芝2、TEL 0836-37-6633）がオープンした。

　2009年から同所で「GK探偵事務所」（本部＝東京）として営業してきたが、このほど、所長を務めてきた宇部出身の河原典貴さんが独立し、屋号と運営形態を変更。事務所を引き継ぎ、新たなスタートを切った。

　「人助けがしたい」という思いから上京して探偵に転身し、20年近くの業界歴を持つ河原さん。7年ほど前にUターンしてからは地元を中心に約500件の依頼を受け、延べ数では2000件もの案件に携わってきたという。

　河原さんのモットーは「依頼者に寄り添うこと」。「最初に受けたのは『生き別れた子どもを探してほしい』という依頼だった。苦節しながらも引き合わすことができ、依頼者から手を握られ涙を流して喜ばれた。その方の喜びが自分の喜びだと感じた原点だった」と話す。

　依頼を受けるのは、人探しのほか、個人調査や素行調査、浮気調査、ストーカー調査などで、調査エリアは宇部を中心に依頼に応じて幅広く対応する。費用は4万5,000円～。

　「見たものは全て伝える」としながらも、「悩みや不安が解消されるように、良い方向や結論に導く手助けができれば。損得勘定ではなく、今後も依頼者の気持ち最優先して行動していく」と河原さん。「これまでより強い気持ちを持って人のためになる仕事をしていきたい」と意欲を見せる。