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山口・秋穂で「えび狩り世界選手権」 車エビつかみ取り、優勝者は163尾

1600人が参加した「えび狩り世界選手権」

1600人が参加した「えび狩り世界選手権」

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 山口・秋穂の中道海水浴場(山口市秋穂東)で8月28日、「第26回 あいおえび狩り世界選手権大会」が開催された。主催は山口観光コンベンション協会。

捕獲されたピチピチの車エビ

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 世界で初めて車エビの養殖が始まった「車エビ商業養殖発祥の地」秋穂で行う同イベント。海水浴場の一部を網で囲い、放った車エビ15000尾を手づかみで捕まえて捕獲数を競う。

 応募総数5万4045人のうち、抽選で選ばれた1600人が参加。県内各地からのほか、福岡・広島・岡山・長崎・京都・東京や、アフガニスタン・オーストラリア・フィリピン・ミャンマー・ブラジルなど国外13カ国からの参加があった。

 当日は時折強い雨が降る空模様。渡辺純忠山口市長のピストルでスタートし、勢いよく海に向かって一斉に走り出した参加者は、泳ぐエビを捕獲したり砂に潜ったエビを取ろうと砂を掘ったりしながら、約40分間にわたって「エビ狩り」を楽しんだ。

 優勝したのは、163尾を捕獲した秋穂在住の光永進さん。「今回が2度目の参加。優勝できて本当にうれしい。昨年はじゃんけんで負けて同率3位だった。今年は波が高くて捕りにくかった」としながらも、「最初のスタートダッシュが肝心。今年はうまくいった」と興奮さめやらぬ様子で話す。

 シンガポールから参加した小里博栄さんは14尾を捕獲。「郊外での開催にもかかわらず、とてもインターナショナルなイベントで驚いた。水中眼鏡も用意して気合十分だったが、エビを捕まえるのは難しかった。上達するには5年くらい続けて参加しないといけない(笑)」と話す。

 千葉県から参加した澤田朋冶さん(14)は「9尾しか捕れなかったが、山口での良い思い出になってとても楽しかった。また参加したい。捕ったエビは家族で塩焼きにして食べたい」と笑顔を見せた。

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