宇部・清水川にガス会社「西日本ガスライフ」(宇部市恩田町3、TEL 0836-43-7996)が発足し、8月1日から業務を始めた。
宇部出身の縄田博子さんが立ち上げ、縄田さんの父で市内ガス会社に長年勤務していた業界歴48年の波多野博仁さんと長男の嵩三さん、技術担当の福原仁さんが加わり立ち上げた同社。5月2日の登記を経て6月からサービス提供に向けて準備を進め、営業開始にこぎ着けた。
広域宇部・山陽小野田エリアに新しくガス会社ができたのは「13年ぶり」(博仁さん)。6年前には同エリア内に32社あったガス会社は現在26社まで減り、同社は27社目として新規参入。ガス料金の低価格化を押し進める。
同社のモットーは「利用客に寄り添ったサービス」。LPガスの供給・販売、配管施工などのガス事業を主軸に、水道事業として水道工事も行うほか、キッチンや浴室・トイレのリフォームなども手掛ける。
「ガス・水道回りをワンストップで見ることができることを強みに、より良いサービスを提供したいと立ち上げたが、ガス会社が減ってきている中での新規参入は勇気のいることだった。これまでに培ってきたノウハウを武器に展開していきたい」と博仁さん。
現在は嵩三さんを中心に営業活動に力を入れ、施工も随時行っているという。博子さんは「透明性のある価格設定で、市民の皆さんの『ご用聞き』として小回りのきく、きめ細やかなサービスを心掛けていく。コツコツと頑張っていきたい」と意気込む。