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宇部・中央に居酒屋「笑々門」 地産地消、県内食材の「ええもん」集める

ジャズが流れる「笑々門」の店内

ジャズが流れる「笑々門」の店内

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 宇部・中央町に11月3日、「地産地消」をモットーにした居酒屋「長州食材卸売 笑々門(ええもん)」(宇部市中央町1、TEL 0836-39-5779)がオープンした。

入り口には毛利家の家紋を掲げる

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 「長州居酒屋」をコンセプトに、地元の直売所や市場、道の駅などで仕入れる新鮮な食材や県内のブランド肉を使い、いけす料理や炉端料理などを提供する。

 場所は居酒屋「維新」跡。落ち着いた明るさの照明を使って「こじゃれた雰囲気」を演出。店内では自作の「長州食材ガイドマップ」をメニューと並べ、提供する食材のこだわりを伝える。店舗面積30坪。席数はカウンター10席、掘りごたつ式の座敷約20席。

 店主は、これまでに市内でレストランや居酒屋、ビュッフェレストランを経営してきた武末雄一さん。「地元産の野菜を扱い、肉や魚料理まで全て県産食材で提供したいと思っていた。構想を描き始めたのは昨夏から。道の駅などを調査するうちに使いたい食材が続々と見つかり、塩やみそ、しょうゆなどの調味料まで県産にこだわった」と話す。

 メニューは、美祢・別府弁天池で養殖されたニジマスや、萩産のサザエ、山口・秋穂の車エビの刺し身や炉端焼き(以上480円~)をはじめ、「高森牛と美東れんこんの肉れんこん」(580円)、「むつみ豚天ぷら」(980円)、「ひょうたんかぼちゃのケーキ」(480円)、鶏ガラスープをベースにした特製のつけ麺「長州地どりそば」(880円)など46種類。

 ドリンクは、ビールや日本酒(以上500円~)、カクテル、焼酎(以上500円)、サワー(480円)、ハイボール(380円~)など53種類。山口県の地酒を多くそろえ、水割りやお湯割りには弁天池の湧き水を使う。客単価は4,000~5,000円。メインターゲットは30代後半~50代のビジネスマン。

 武末さんは「生産者の思いを胸に、一皿一皿に力を注ぐ。地元に住んでいながらも知らない山口県の『ええもん(良いもの)』を新発見してほしい。大人が集まってわいわい楽しめる場になれば」とほほ笑む。

 営業時間は17時30分~。

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