宇部の琴崎八幡宮(宇部市上宇部大小路、TEL 0836-21-0008)に12月3日、新年に向けて「巨大絵馬」がお目見えした。
高さ約2.5メートル・幅約4メートルの巨大な干支(えと)絵馬には、大きく「開運招福」の文字を掲げ、同神社・主祭神の誕生を喜ぶ神功皇后と武内宿禰(すくね)、来年の干支にちなみ白鳥が飛び立つ様子が描かれている。
制作したのは上宇部中学校美術部。7月中旬~10月中旬の3カ月間、3年生10人で作り上げた。
この日は同神社関係者や制作した美術部の生徒9人が参加し、「奉納奉告祭」と除幕式が行われた。同中学校の生徒や保護者、地域住民などが見守る中、厳かな雰囲気でお披露目された。
同神社の白石正典宮司は「美術部の皆さんには、制作していただき感謝の気持ち。参拝者や行き交う車のドライバーなど、多くの人に見ていただけることを期待している。絵馬のおかげを受け、ますます発展できることを祈りたい」とあいさつ。
美術部・部長の藤野月紀さんは「依頼を受けたときはとても驚いた。普段とは異なる趣向のイラストを描くことに苦労したが、このように設置されると大作ができたと思う。見ていただいた方に開運を届けられれば」と笑顔を見せた。
同絵馬は今後1年間展示される。