山陽小野田の小児科医院「すながわこどもクリニック」(山陽小野田市日の出1、TEL 0836-38-8777)が3月10日、病児・病後児保育施設「すながわ病児保育所あしすと」を開所した。
同院の程近くに新設した同施設。仕事などの都合で保育できない保護者に代わり、病気や回復期の子どもを一時的に預かる。
砂川新平院長は「開院当初(2013年6月)から病児保育施設を考えていた。当時、市内に2カ所あったが、厚狭の施設が閉鎖したこともあって要望が強くなった。困っている人の思いに応えたい」と開設に踏み切った。
延べ床面積は約60坪。1階はアコーディオンカーテンで仕切れる保育室4室。2階には勉強や読書などをして過ごせる多目的ルーム1室を設け、バルコニーに面した休憩スペースも整備。扉には動物のイラストをあしらい、子どもたちが明るく過ごせるように配慮した。
常駐スタッフは看護師1人、保育士4人。小児科で扱う疾患にかかっている、もしくは病後の子どもを1日5人まで保育し、希望者には昼食(300円)も提供する。対象は0歳~小学6年生で、入院治療が必要な場合は対象外。
料金は、半日(5時間以内)=1,000円、1日=2,000円。初回のみ登録費1,000円が別途必要。保育時間は7時30分~18時(予約があれば18時30分まで延長可能)。
砂川院長は「核家族化が進んだ現代は、働く保護者の負担が大きい。私自身も2児の父。利用者の視点に立ち、他所より早い時間に開所するなど利便性の向上に努めた。あしすとの存在が助けになり、地元・山陽小野田で子育てを楽しむ人が増えてほしい」と話す。
要予約。予約受付は7時30分~21時(金曜は18時まで、日曜・祝日は20時~21時)。休所日は土曜、日曜、祝日、同院の休診日。