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山陽小野田・厚狭に自宅カフェ「茶房izumi」 和洋のアンティーク食器でもてなし

「好きなものに囲まれ、念願の開業がかなった」と河口さん(左)と長女の安達さん

「好きなものに囲まれ、念願の開業がかなった」と河口さん(左)と長女の安達さん

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 山陽小野田・厚狭に3月1日、食器にこだわる自宅カフェ「茶房izumi」(山陽小野田市厚狭、TEL 090-9734-8445)がオープンした。

同店が提供する「茶房セット」

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 2年前に定年退職した河口イヅミさんが自宅1階を店舗にし、「20代の頃から憧れていた」カフェを開業。店舗面積は約30坪。洋室(リビング)にはカウンター席4席、テーブル席4席、2間続きの和室(客間)にはテーブル席2席、座敷席12席を設け、長女の安達良子さんや友人らと和やかに営業する。

 30代の頃からアンティークの鑑賞が趣味だったという河口さん。開業に向け、約10年前から県内のアンティークショップや骨董(こっとう)市で「自分好み」の食器などを集めた。洋室の利用客にはアンティーク食器、和室の利用客には和食器や有田焼を使って料理を提供する。

 メニューは、「手のひらピザ」やミニケーキ、「杏仁(あんにん)ポンチ」など6品にドリンクが付く「茶房セット」(800円)と、主食と汁物をセットにした「日替わり汁セット」(600円)、「珈琲(コーヒー)」や「豆乳紅茶」(以上400円)などのドリンク4種類で、季節に合わせて内容を変更する。

 オープンから2週間は市内に住む50~70代の女性客を中心に、夫婦連れや子ども連れも来店。店内には多くのアンティーク品や作家の作品などが飾られているため、ゆっくりと鑑賞を楽しむ姿も見受けられる。

 河口さんは「過ごす部屋によって異なる雰囲気で楽しめる。魅力的に感じるものを共有し、一緒に喜んだり楽しんだりできれば。その時期に合わせて食器も飾りも変化させ、いつ来ても新しい発見がある店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~17時(4月からは11時~16時)。金曜、日曜定休(4月からは木曜、日曜定休)。

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