山口市中心商店街にワインビストロ「Pepan(ペパン)」(山口市道場門前1、TEL 083-925-0053)がオープンして、7カ月がたった。
店主は市内出身のソムリエ・粟畑里司さん(34)。広島市内のワインバーやイタリア料理店での修業時代に「ワインの奥深さにハマった」ことから「ワインを楽しむ文化を伝えたい」とUターンし、昨年8月に同店を開いた。「地元に戻って店を開くことは10代の頃からの目標だった」と粟畑さん。
店舗面積は13坪。カウンター9席、テーブル席8席。ワイン楽しむことをコンセプトに、フランス産を中心にイタリア産やドイツ産など世界各国のワインを提供する。品ぞろえは当初から約50種類増えて約150種類になった。「スタンダードな名醸造地のワインはもちろん、ストーリーや背景を伝えられるワインしか置いていない」と粟畑さん。価格はグラス=800円~、ボトル=4,200円~。
料理は「ワインに合うヨーロッパの郷土料理」をテーマに、「豚ロース肉のロースト シャルキュトリー風」(1,500円)や魚介のトマトと白ワイン煮込み「ズッパ ディ ペッシェ」(2,000円)、洋風南蛮漬け「エスカベッシュ」(800円)や粟畑さんが選ぶチーズ(1,000円~)など約30種類をそろえる。客単価は4,000円~7,000円。
オープンからこれまで、40~50代のワイン好きをボリューム層に来店があるという。「万人受けはしない業態かもしれないが、県内には当店のような店が極めて少なく、求めている人がいると感じている。ワインの楽しさをまだ知らない人に伝えていきたい」と意気込む。
営業時間は15時~24時(日曜・祝日は12時~)。月曜定休。