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宇部・北部の里山で作品展 地域の民家を会場に、「ゆうれい寿司」販売も

木彫りの作品「ネコハンガー」を持つ重枝さん

木彫りの作品「ネコハンガー」を持つ重枝さん

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 宇部市北部の里山で4月8日~10日、民家で行う作品展「棚田の里の手作り展」が開かれる。

里山に広がる棚田の様子

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 同イベントは吉部の伊佐地地区に広がる棚田や地域特産品、県内作家のPRを目的に開催。民家4戸を会場に、作家の作品を展示・販売する。主催は「棚田の里保存会」。

 発端は、同会代表で彫刻作品を手掛ける重枝新治さんが、2012年に自宅兼ギャラリーで行った個展。同自治会内で開催規模が広がり、昨年からイベント名を付けて実施している。昨年は3日間で400人が来場した。

 期間中、会場には重枝さんを含む作家9人による彫刻や油絵、日本画、切り絵などの作品が並び、9日には重枝さん宅で、萩の尺八師範・松田明良山さんによる尺八と鼻笛のコンサートも開く。

 そのほか、各会場では吉部産の野菜や漬物も販売し、8日・9日は地域に伝わる郷土料理の「ゆうれい寿司(ずし)」(400円)、吉部産の米粉で作る「竿(さお)まんじゅう」(2個300円)、「米まんじゅう」(120円)などの特産品を用意する。

 「棚田が広がり、昔ながらの田舎の景色が残る地区内を散策しながら、それぞれの会場で作品を楽しんでほしい」と重枝さん。「市内に住みながらも『吉部』を知らない人もいる。イベントを通して吉部に興味を持っていただき、地域での交流も楽しみながら魅力を知っていってほしい」とほほ笑む。

 開催時間は10時~17時。9日のコンサートは13時30分~。問い合わせは重枝さん(TEL 0836-68-0638)まで。

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