ヒストリア宇部(宇部市新天町1)で5月27日、大阪市立大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」の上映会が行われる。
同小は、全ての児童に居場所がある学校づくりに取り組み、公立小学校でありながら特別支援教育の対象となる児童も同じ教室で授業を受けている。学校運営を地域に開き、社会全体で子どもを見守る様子や、成長していく児童の姿を追った同作は「文化庁芸術祭賞ドキュメンタリー部門大賞」など、多くの賞を受賞している。
主催は「こぐま保育園」(宇部市末広町1、TEL 0836-33-1146)。作秋に同作を鑑賞し、感銘を受けたという中島美那子園長や同園職員が、在園児の保護者や支援者からなる「こぐま会」と協力して自主上映する。
中島園長は「大人たちが団結して居心地のいい学校を目指す様子に感動した。こぐま保育園も子どもを育てる環境を大切にしている。上映会をするなら私たちがやらなくてはと思った」と話す。
「学ぶとはどういうことか、人を育てるとはどういうことか、改めて考えさせられた。教育関係者や子育て世代をはじめ、多くの人に見てもらいたい」と呼び掛ける。
上映時間は10時~、14時~、19時~。1部と2部は上映後に、感想を語り合う「座談会」を行う。料金は一般=800円、こぐま会員=500円、学生無料。定員は各回90人。当日受け付け。