山陽小野田の「二井観光ぶどう園」(山陽小野田市有帆大休、TEL 0836-84-0903)が7月25日、開園した。
2.5ヘクタールの敷地で、約15種類200本のブドウを生産している同園。ブドウの品種は6~7割を巨峰が占める。
8月初旬には皮ごと食べられる黄緑色の「シャインマスカット」、ほどよい酸味がある「翠峰(すいほう)」なども食べ頃を迎える。ビニールハウスでの加温・無加温栽培や、風が通るトンネルメッシュ下での栽培によってブドウの成熟期をずらし、10月上旬までの営業を予定する。
EM菌を使った堆肥の使用など、減農薬栽培を行う同園。二井一夫(いちお)社長は「とにかく味にこだわっている」と話す。晴天が続いた今年のブドウは「糖度が高く、色づきも味もいい。十分楽しめる状態に成熟している」という。
ブドウ狩りは「もぎ取り買い上げ式」で、1キロ2,160円(料金は時期によって変動する)。直売所では朝もぎのブドウや、ブドウを皮ごとペーストにして混ぜた「まるごとぶどうソフト」(ミニ=300円、レギュラー=400円)などを販売する。
例年、山陽小野田・宇部市内を中心に下関、山口、北九州から来園者が訪れる。二井社長は「直売所に試食を用意しているので、品種の味を確かめて収穫できる。もぎたての新鮮なブドウを持ち帰って味わっていただきたい。味には自信があるので、旬のブドウを存分に楽しんでもらえれば」とほほ笑む。
営業時間は8時~18時。入園無料。営業期間はブドウがなくなり次第、終了。