山口で毎月第1日曜に開催しているマルシェイベント「おいでマルシェ」が10月から、規模を拡大し会場を中央公園(山口市中園町)に変更する。
一の坂川沿いの「一の坂交通交流広場」で2015年秋に、地元農家の野菜販売をメインに始めた同イベント。市場に出回らない規格外の野菜をリーズナブルな価格で販売し、生産者から直接話が聞けることなどから話題を呼び、毎回500人ほどが来場し昼前には商品がなくなるほどの人気ぶりを見せる。
同イベント実行委員会の土井志則さんは「生産者側も販売に慣れてきて、来場者も増えてきた。当初から中央公園で行いたいと思ってきたことから、10月から場所を移し規模を拡大した」と話す。
10月1日は、県内の若手農家グループ「長州おいしん隊」をはじめ、「秋川牧園」「中村農園」「ミライエfarm」「よろず農園」など山口市を中心とする農家や農業企業20社以上が出店。「ときつ養蜂園」(仁保)や「マルホりんご園」(徳佐)などの生産者も参加する。
「中屋菓子店」(徳地)、「無為案」(宮野)は栗まんじゅうやプリンなどの和洋菓子を販売する。農家が運営するキッチンカー「おうち里山」(下関市)や「てるてるぼうす」、ガーナ料理店「バオバブ」(駅通り)なども出店する。
土井さんは「毎回来てくださる方も多く、期待値の高さも常に感じている。農家は自ら消費者と話して直接声を聞くことができ、お客さまは農家の知恵を知る言葉できる場としてやってきた。場所を移すことで規模が約2倍になるので、さらに名物マルシェに育てて観光の一環としても寄ってもらえるようにしていきたい」と意気込む。
開催時間は11時~15時。