山口大学吉田キャンパスほど近くの畑だった場所に9月9日、コーヒースタンド「COFFEE AND PLANTS(コーヒーアンドプランツ)山口店」(山口市吉田、TE 083-902-1880)がオープンした。
同店を開いたのは、福岡で10年間携わったアパレル業から造園業に転職し、4年ほど前に庭師として独立Uターンした松尾良紀さん。「自分の店を持ちたい願望」とコーヒー好きであることから、自身の経験を生かす場として出店。「コーヒーとグリーン」をコンセプトに、コーヒーの提供と観葉植物を取り扱う。
「コーヒーも植物も生活の中にあり、落ち着くことができたりゆっくりと過ごせたりできるもの。そのような空間を提供したかった」と松尾さん。店内は、白と明るい木目調を基調にシンプルに仕上げ、カウンター6席、テーブル席6席を設ける。
提供するコーヒーは、生産地や生産時期までが分かる「スペシャルティコーヒー」。松尾さんが、福岡市のコーヒー専門店「マヌコーヒー」で勉強をしたことから、同店が焙煎(ばいせん)する豆で提供する。
提供するのは、「ドリップコーヒー」や「フレンチプレス」(以上430円)、「ラテ」(480円)など11種類。自然派を売りにする「弥五郎ドーナツ」(周南市)のドーナツも用意する。
観葉植物はテーブルサイズを中心に、松尾さんが目利きする20種類をそろえ、アフターメンテナンスも行う。中心価格は2,000円前後。
松尾さんは「これまでの自分の経験の集大成。オープン直後は不安もあったが、今のところは幅広い層のお客さまに来店いただけている。落ち着いたら、この空間を使ってもらうことにも趣向を置き、当店でのポップアップストアの実施やワークショップなど他の業種ともコラボしていきたい。あらゆることに興味を持ち、今後もいろいろなことをやってみたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~20時。木曜定休。