山陽オートレース場(山陽小野田市埴生)で来年3月11日、競走路を走るイベント「寝太郎リレーマラソンin山陽オートレース場」が開かれる。
同イベントを主催する山陽商工会議所青年部は「まちおこし」を目的に、昨夏からイベント会場として同レース場を活用してきた。同青年部地域活性化委員会の濵崎健太郎委員長は「本年度の新しい事業を考える中で、私がマラソン好きであることから発案した。スポーツを通じて、市内外の人に地元の地域資源であるオートレース場をアピールしたい」と話す。
オートレース場での「リレーマラソン」は全国初開催。競技は、4~10人で構成するチームでたすきをつなぎ、1周1.5キロのコースを28周してフルマラソンにほぼ等しい距離を走り、完走タイムを競う。参加条件は「1周1.5キロを自走できる」ことで、1人が走る周回数は自由。
走るコースは、オートレースで使う走路のほか、レーサーの宿舎や競走車の整備場がある通常は関係者しか出入りできない管理区域内にも設ける。発走時はファンファーレや実況アナウンスで盛り上げ、本場開催時さながらの雰囲気を演出する。
同青年部の真利憲太朗会長は「新しい発想で企画を考え、地域を支えてきた山陽オートレース場と合わせて地域の魅力を発信したい。神聖なレース場を走り、ほかでは味わえない経験を楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
部門は、年齢・性別を問わない一般部門、女子部門、女性2人以上を含む男女混合部門、小学生部門、中学生部門、高校生部門、ファミリー部門、職場仲間部門、50歳以上のマスターズ部門の9部門で、先着150チームを募集。総合部門賞や各部門賞、ベストドレッサー賞などを用意する。
発走開始時間は11時。参加料は、高校生以上=3,000円、中学生以下=1,500円。申し込みはウェブサイト(2月13日締め切り)や郵送(2月19日必着)で受け付ける。問い合わせは、主管の「42.195kmリレーマラソン協会 中・西日本」(TEL 0120-846-598)まで。