遊び場体験イベント「うべ1日プレーパーク」が9月8日、宇部の神原公園(宇部市琴芝町2)で開かれる。
プレーパークは、あらかじめ設けられた遊具やプランに縛られず、自由な発想やアイデアで楽しむ遊び場。宇部市は本年度から、市内街区公園を活用したプレーパークの整備に取り組み、5月から宇部志立市民大学で「プレイリーダー養成講座」を開始。同講座を締めくくる第4回講座の一環として、試験的に1日限定でプレーパークを運営する。
当日は、教育関係者などの専門家7人や受講生らが「プレイリーダー」となり、参加者の興味や創造性を引き出すような道具を用意したり、参加者と一緒に遊んだりしながらサポートする。対象者は子どもが中心だが、年齢は問わず誰でも体験できる。
会場には、高さ3メートルのツリーデッキやターザンロープ、スコップ、金づち、段ボール、しちりんなどを用意する。公園の自然に親しみながら泥遊びや水遊びができるエリアも設ける予定。
同イベントのコーディネーターで、山口大学工学部付属ものづくり創生センター副センター長・准教授の小柴満美子さんは「事前のシミュレーションを行った時は、子どもたちが枯れ木やマツボックリで工作したり、ロープにぶら下がって遊んだり、思い思いに楽しんでいた。思う存分遊べるように、着替えや軍手を持ってきてほしい」と呼び掛ける。
「参加者にとっては遊びの中で発想力や創造性を養う場となり、受講生にとっては子どもたちを自主的に遊ばせるテクニックが学べる場になる。イベントを機にプレーパークの周知を広げ、当日行うアンケートを参考にしながら実現への歩みを進めたい」とも。
開催時間は11時~15時。参加無料。問い合わせは、宇部市公園緑地課(TEL 0836-34-8442)まで。