宇部の「琴崎八幡宮」(宇部市上宇部大小路、TEL 0836-21-0008)が新年から用意している新たなお守りが話題を呼んでいる。
800種類以上ものお守りや縁起物などの授与品を頒布することで知られ、その数は日本一とも言われる同社。新年を迎え、三が日は約30万5000人の初詣客でにぎわった。
今年からは新たに「自衛官安全守(陸・海・空の3種)」、「消防士安全守」(以上800円)、A4サイズほどの特大「安産御守」を頒布する。
「特に自衛官・消防士専用のお守りを扱うのは全国でもここだけで、早くも問い合わせが殺到している」と同神社・畑中憲一権禰宜(ごんねぎ)。「遠方に在住でどうしても参拝が困難な場合以外は、基本的にネットでの頒布は受け付けていない。できる限り、当神社をゆっくりと参拝してほしい」とも。
参拝客の要望に応えながら、次々と多彩なお守りを扱うようになった同社。「縁結び」や「合格祈願」など定番のものから、デニム生地の「災難除け守」や16種類の「部活守」などユニークなものも。2017年には新たな授与所を完工した。「『本物志向』の由緒ある当神社で神のご加護を授かってほしい」と畑中さん。
祭神として夫婦神を祭っていることから「縁結びの神社」としても知られ、結婚式場としても人気が高い。2016年には境内で初の「婚活イベント」を開催し、今年からは境内「参集殿」での披露宴が可能になるなど「神社ならではの縁結び」にも注力。神前式は10万円~、披露宴プランは117万円~。
畑中さんは「ユニークなお守りに神前結婚式と、特色ある神社としてこれからも地域の発展を支えていければ」と話す。
2月3日には「節分大祭」を開催。豆まきや古守札焚(た)き上げ神事のほか、甘酒の振る舞いや恵方巻の販売も行われる。時間は9時30分~。