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山陽小野田の和雑貨店「TAKUMIうさぎ屋」1周年 脱サラ店主、趣味高じて開業

「産地に捉われず、作家にこだわって商品を仕入れたい」と柳原さん

「産地に捉われず、作家にこだわって商品を仕入れたい」と柳原さん

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 山陽小野田・西高泊の和雑貨セレクトショップ「TAKUMIうさぎ屋」(TEL 0836-55-6347)が1月11日、1周年を迎える。

ガラス工房「◯(マル)」のカラフルなガラス作品

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 場所は、縄地ヶ鼻公園近く。元会社員の柳原和則さんが、改装した自宅倉庫を店舗とし、職人のこだわりや技術が感じられる和雑貨を販売。日常使いできる陶磁器やガラス器を中心に、注染手拭いやタペストリーなどもそろえる。

 店舗面積は9坪ほどで、約20件の作家や窯元の商品が並ぶ。藍色の模様を手描きする「翔芳窯」(長崎県)の波佐見焼、「鶴見窯」(福岡県)の素朴な小石原焼、ガラス工房「◯(マル)」(山口県岩国市)のカラフルなガラス器など、それぞれに特徴があり、店名にちなんでウサギが描かれた商品も販売する。中心価格帯は3,000円台。

 柳原さんは山陽小野田市出身。東京や地元で30年近く会社員を務めながら、趣味で伝統工芸品や絵画の鑑賞、陶器市などのイベントを楽しんでいた。53歳で「やりたいことをやってみたい。自分の店を構えよう」と決意して退職し、趣味が高じたセレクトショップを開いた。

 昨年6月からはイベントや屋台型チャレンジショップ「昭和女子屋台ラボ」(宇部市中央町2)などに出店して周知を図り、店舗には山陽小野田・宇部などから来店客が訪れる。「普段使いして癒やしを感じてほしいという期待通り、自宅用の購入が9割」と柳原さん。

 「魅力ある商品を仕入れたところ、30代後半~40代の若手作家による商品が多くなった。会社員時代とは異なる新しい出会いを楽しみながら、窯元や作家の魅力を伝えていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は13時~19時(土曜、日曜・祝日は18時まで)。火曜・水曜定休。1月31日まで一部の商品を1周年記念の特別価格で販売する。

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