防府に水産総合交流施設「潮彩市場」-瀬戸内海の新鮮な魚を販売

海のそばに建つ「潮彩市場防府」

海のそばに建つ「潮彩市場防府」

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 防府水産物荷受協同組合は3月29日、防府・新築地の三田尻港に水産総合交流施設「潮彩市場防府(しおさいいちば・ほうふ)」(防府市新築地町、TEL 0835-28-2100)をオープンする。

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 同施設では、地元で水揚げされた鮮魚をメーンに、塩干物・蒲鉾・精肉・青果などを対面形式で販売。早朝に水揚げされた鮮魚を使った料理を提供する食堂も備える。建物面積は1,954平方メートルで2階建て。1階は物販エリア、2階は飲食店、イベント広場、展望デッキとなっている。

 1階は、鮮魚を販売する「魚屋 瀬戸魚」や「魚屋 さかなやさん。」、山口県産黒毛和牛専門店「肉屋 あじす牧場」、餅やおこわを販売する「餅屋 餅工房仁保」、エビフライ専門店「海老屋 SSK」など10店が出店。活魚販売コーナーでは、6つの大型水槽で泳いでいる魚を購入したり、食堂で調理してもらうこともできる。

 2階は、煮魚定食、焼魚定食、刺身定食などを提供する「安心食堂 潮彩」、魚をフレンチシックにアレンジしたコース料理を提供する「創作フレンチ エピ」、新鮮な魚を使った寿司を提供する「立ち食い てっちゃん寿司」など4店が出店。

 今後、年1回開催予定の「さかな祭り」をはじめ、漁業体験、魚のさばき方教室、防府名物・ハモにちなんだまつりなど、年4~5回のイベントを企画していくという。

 商圏は、防府市民だけでなく、30キロ圏内となる山口市、周南市、宇部市も想定。1日の来場者数は、平日=1,300人~1,500人、土曜=平日の1.5倍、日曜=平日の2倍を見込む。

 同施設の灰原光二運営事務局長は「地元の食材にこだわり、瀬戸内の良さをこの市場で伝えたい」と話している。約1.2キロのところにある今月グランドオープンを迎えたばかりの「ロックシティ防府」について、「集客の相乗効果はあると見ているが、ロックシティにはスーパーが入っているので、メリットとデメリットは半々」とも。

 営業時間は8時~18時(飲食は21時まで)。第1・3水曜定休。

「潮彩市場防府」店内(関連画像)潮彩市場防府(©マルニ)

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