海辺のアウトドア体験施設「アクティブテラス きららいず」(TEL 0836-65-1236)が5月1日、山口・阿知須のきらら博記念公園内にオープンした。
同公園内「月の海」そばに、海と地域を結ぶ活動拠点「渚(なぎさ)の交番」として日本財団が建築費などを助成して開設。山口県内では下関市豊北町に次ぐ2カ所目の渚の交番。野外活動などを通じて青少年の環境教育を行う下関市の一般社団法人「FEEL」(TEL 083-250-5180)が運営する。
昨年9月~11月に開かれた「山口ゆめ花博」に合わせ、バーベキュー棟やクライミング施設など一部を先行オープン。研修棟とマウンテンバイクコースが新たに完成した。サーフボードの上に立ち、一本のパドルをこいで水面を進む「SUP(サップ)」やカヌーなど、海辺の立地を生かしたスポーツ体験も可能。
体験活動は通常土曜・日曜・祝日のみ実施する。オープンが大型連休中だったこともあり、期間中は連日多くの親子連れなどでにぎわった。
「障がいのある人や、なかなかスポーツ体験の機会がない人にも、自然を身近に感じ、アウトドア活動に興味を持ってほしい。クライミングなどの体験は子どもたちの勇気や自信を育むのにつながる」と松浦美由樹施設長。
「『月の海』は広すぎず、目の行き届きやすい安心な規模であることも魅力。周辺にはなかなかない施設なので、まずは地元の方に知ってもらい、リピーターを増やしたい。研修棟もセミナーや子ども会などで活用してもらえれば」とも。
同施設の一瀬翔主任は「親子での貴重な体験を楽しんでほしい。近年はアウトドア人気も高まっており、今後は定期的に音楽や大道芸などの披露の場としても活用するなど『エンタメ要素』も増やし、親子の集まりやすい場所にしていきたい」と話す。
営業時間は10時~16時。火曜定休。活動実施日や内容はホームページで告知する。研修棟、バーベキュー棟の利用は要予約。問い合わせは同施設(TEL 0836-65-1236)まで。