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山口の学習塾が塾内通貨発行 独自の取り組み、「給料」も支給で学習意欲向上も

「生徒の学習意欲が上がった」と話す有近塾長と塾生

「生徒の学習意欲が上がった」と話す有近塾長と塾生

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 山口市阿知須の学習塾「寺子屋」(TEL 083-989-6591)が現在、塾内で使用できる塾内通貨を発行し、学習に結び付ける取り組みを行っている。

塾名に掛けて発行する塾内通貨「テラ」

 昨年11月末から始めた、小学生から中学生の塾生に塾内通貨「テラ」を支給する同取り組み。塾名に掛けた「テラ」札を発行し、月に1度、出席日数に応じて「給料」を支給。学校での定期テストや塾のテストの点数、自主学習時間に応じて「ボーナス」も支給する。

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 きっかけについて、塾長の有近芳信さんは「10年ほど前からテストの点に応じたポイント制を導入していたが、勉強が得意でない生徒はポイントの獲得が難しい状況があった。熱血指導をモットーにしているが、結果だけではなく、学習過程も評価しながら意欲が上がる方法を考えていたところ思い付いた」と話す。

 宿題やテキスト忘れや自分自身の理由での遅刻、授業中に居眠りなどをした場合には罰金が発生。素行も評価し、ルールや規則を守ることの大切さも教えるという。たまった「テラ」は塾内で飲み物やペン、図書カードなどと交換できる。

 導入から約半年がたち「遅刻する子どもが減り、提出物の提出率が上がった」と有近さん。「ボーナスをもらおうと、テストの点数を伸ばすために頑張る子も出てきた。学習意欲の向上にてきめんだった」と笑顔を見せる。

 塾生の蔵満晴琉さん(5年)は、「ゲーム感覚で『テラ』を集めるのが楽しい。勉強も楽しくなった。図書カードと交換したい」と話す。山下瑛令奈さん(同)は、「飲み物と交換している。良い点が取りたいので、前よりもテストを頑張るようになった。塾に来るのも楽しくなった」と話す。

 有近さんは「今後は『テラ』と交換できる品物を増やし、取り組むと頑張り次第で結果が付いてくるということを伝えたい。社会勉強の一環にもなれば」と話す。

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