肉まん専門店「琴芝駅肉まん製造所」(TEL 0836-48-9160)が7月6日、宇部市琴芝にオープンした。
JR琴芝駅横に店を構え、皮や具を一から手作りし、着色料や保存料、人工調味料を使用せずに提供する。蒸し上げたばかりの肉まんがイートインできる店内には、テーブル席約10席を設ける。
店主の古賀福一郎さんは長崎市出身。これまでの約20年間に大阪や東京などでフレンチシェフやパティシエの経験を積んだほか、福岡では居酒屋を経営するなど、飲食業界で幅広いジャンルに携わり、Iターンから数年がたち「宇部で自分の店が持ちたい」と出店した。
メインは、鶏肉を使いショウガでさっぱりとした味わいに仕上げる「肉まん」(90円)。ふんわりとやわらかい食感が特徴で、古賀さんのこれまでの経験を生かしたオリジナル商品。
そのほか、「お肉たっぷり肉まん」や「グリーンカレーマン」、「ソーセージマン」などもユニークに具を変えた「創作肉まん」も日替わりで用意し、常時2種類を提供。主婦層をターゲットにしながらも、駅で電車を待つ学生向けにソフトドリンク(150円~)もそろえ、ビジネスマンの「仕事帰りの一杯」の需要も見込んで瓶ビール(550円)も用意する。
オープンから2週間の様子について「多い日には1日に約500個作るが、製造が追いつかないほどで本当にありがたい。今でも昼すぎに完売してしまうこともある」と古賀さん。「落ち着いたらメニューも増やしていきたい。軌道に乗れば、テークアウト専門の『肉まんスタンド』も開きたい」と意気込む。
営業時間は10時~19時。日曜定休。