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山陽小野田の農場「花の海」でコスモス70万本満開 11月中旬まで見頃

まるで「花の海」のように一面に咲き誇るコスモス畑(10月23日撮影)

まるで「花の海」のように一面に咲き誇るコスモス畑(10月23日撮影)

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 山陽小野田市埴生の総合園芸農場「花の海」(TEL 0836-79-0130)で現在、コスモスが満開の見頃を迎えている。

コスモスの甘い香りが漂う「花の海」の花畑

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 いち早く咲き始めたキバナコスモス30万本は、台風19号による強風で海水が巻き上げられる「塩害」の被害を受けたが、ピンクや白などの混合品種「センセーションミックス」70万本は10月初旬から順調に開花。10月22日に満開となり、約2ヘクタールの畑は甘い香りに包まれている。

 同園総合交流部の金子陽平部長は「キバナコスモスが枯れて真っ黒になったことはショックだったが、塩害は雑草の発生も抑制したように思う。職員の手入れのかいもあって、ピンクのコスモスは例年以上にきれいに開花した。種まきの時期を少しずつずらしているので、11月中旬ごろまで長く楽しめるはず」とほほ笑む。

 祝日だった今月22日の来場者は、家族連れや高齢者、大学生カップルなど1200人以上。風に揺れるコスモス畑とサンパチェンス1万株が咲き誇る景色を愛(め)でたほか、農場内レストランでの食事、今秋初めて実施している生ピーナツ掘り体験(10月27日終了予定)などで秋の一日を満喫した。

 金子さんは「花畑作りは休耕地の活用方法として始まった。これだけの規模にできたのは農作物を育てるノウハウと農業機械があるからこそ。今年もお客さんがお客さんを呼び、にぎわっている。多くの人に季節を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開園時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。パン工房は木曜、第1・3水曜定休。入場無料。

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