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17歳の「女子高生プロボクサー」が宇部に誕生 エリア初の女子プロ

山口県内最年少の女子プロボクサーとなった松尾亜生理さん

山口県内最年少の女子プロボクサーとなった松尾亜生理さん

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 宇部のボクシングジムに所属する現役女子高生・松尾亜生理(あおり)さん(17)が11月24日、ボクシングのプロテストに合格しプロボクサーとなった。

松尾さんとトレーナーの父・次郎さん

 ボクシングジム「宇部ボクシング&フィットネススクール」(厚南北2)に所属し、宇部西高校に通う松尾さん。ボクシング経験者の父・次郎さんとスパーリングしたことをきっかけに、昨年春から本格的にボクシングを開始。以来、次郎さんがトレーナーとなり親子二人三脚で練習に励んできた。

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 今年4月に宇部で行われた同ジム主催の興行で初リングを経験したことで、プロを目指すことを決意。ミット打ちやシャドーボクシング、筋トレなど毎日練習を重ね、ボクシング歴わずか1年半でプロテストに合格。宇部・山陽小野田エリアでは初めての女子プロで、県内の女子プロとしては現在2人目で最年少となる。

 松尾さんは「父や友人の応援に背中を押され、何かできることを手に入れたいとプロになりたいと思った。『やるしかない』という思いだった。学校の同じクラスには、プロボクサーの長井真太朗くんがいることも刺激になった」と話す。

 プロテストの合格は当日に通達があった。その瞬間について「マジで満足感がやばかった。テスト前の3カ月は遊びも封印して食事も制限し、辛いと感じるほど毎日練習を積んでいたので、安心した気持ちが大きかった。周りの支えのおかげ」と笑顔で振り返る。

 父の次郎さんは「いつも寄り添い、安心してボクシングに取り組める環境を作ってきた。プロ合格は本当に褒めてやりたい。親子なので毎日けんかだが(笑)、今後も娘にとことん付き合いたい」と意気込む。

 同ジムの上野剛会長は「真剣に取り組む姿を見て、これは活躍できる場を与えたら伸びると素質を感じた。初リングで練習以上の実力が出ているのを見て、本番に強いタイプだと確信した。次のステージとしてプロ入りを勧めた」と話す。

 今後について松尾さんは「自分にとって、大きな一歩を踏み出すことができた。これからも練習に励んで、日本ランカー(日本ランキング10位以内)に入ることが目標。女子ボクシング界も盛り上げていきたい」と意気込む。

 来春、プロとしてのデビュー戦を予定している。