宇部市あすとぴあで7月5日、和菓子販売や飲食ブースが出店するイベント「ハッピー(法被)プロジェクトinあすとぴあ」が開かれる。
主催するのは「宇部大黒屋製菓」(あすとぴあ1)の3代目・上田憲秀さん。イベント名の「ハッピー(法被)」は、上田さんが法被を着て活動していることに由来する。
共催は「FMYリスナーズ有志」。上田さんは、以前から県内のラジオ番組でさまざまな投稿をしており、それがきっかけでリスナー同士を取りまとめる存在となっている。
新型コロナの影響でさまざまなイベントが中止になる中、リスナー同士のつながりを深めると同時に、少しでも地域を元気にしようと3カ月前からメンバーと協力しながら県内各地でイベントを実施している。チラシの制作やイベントの企画・運営などもメンバーが全面的にバックアップする。
イベントは、大黒屋製菓が製造する和菓子の販売や弁当販売、癒やし・ハンドメードブースやパンチ・キック総合格闘技体験コーナーなど多彩に展開する。
上田さんは「大黒屋製菓の主力となっていた『餅まき用の餅』の売り上げが大きく減少してしまったが、リスナーの中にもイベント中止の影響を受けている仲間が多くいた。そこで従来から一緒に活動してきたネットワークを活用して、このイベントを実施することにした。新型コロナの収束にはまだ時間がかかると思うが、人と人との心のつながりや地域を元気したいという思いを失うことなく、自分たちにできることをやっていきたい」と話す。
開催時間は9時~15時。問い合わせは大黒屋製菓(TEL 0836-39-8146)まで。ツイッターアカウントでも情報を発信している。