宇部・楠の複合施設「楠こもれびの郷」(宇部市大字西万倉、TEL 0836-67-2617)で7月11日、朝市イベント「こもれびマーケット」が行われる。
万倉・小野・吉部の宇部北部地域にフォーカスし、エリア内の農家や飲食店などが中心になって出店。生産者の販売の場やキッチンカーへの出店場所の提供、地域住民の買い物の機会の創出などを目的に初めて開く。
同施設の河村美弥子統括マネジャーは「コロナ禍を受けて、地域の飲食店や生産者の売り上げを助けたい思いで企画した。いろいろな方が参画してくれて形になった。北部地域の事業者は、往復時間などを考えると日常的に市街地まで販売に行くわけもいかず、この地域ならではの悩みもあった。今後もゆるやかに続けていくことを前提に、まずは第1弾として行う」と話す。
出店するのは、洋菓子店「エール・ラポール」やカフェ「ラフ」、洋食店「ガルデン・ラ・バンベール」などの飲食店のほか、「五十嵐農園」や鶏卵「しんあい農園」などの生産者、ご当地料理「ゆうれい寿司」を販売する「宇部市生改連」や「おのスイーツプロジェクト」など特産品などを販売する地域団体ら。
そのほか、市内岬の水産物直売所「元気一番」の移動販売車が初稼働して鮮魚を販売。キッチンカーの「Mキッチン」と「北誠ラーメン」、クレープの「リステ・パレッタ」も出店し、一丸となって盛り上げる。
河村さんは「当施設でのイベントは昨秋以降約8カ月ぶり。生産者の思いやこだわりなどを直接聞きながら、ファーマーズマーケットのようなイメージで楽しんでもらえたら。当日はマスク着用での来場をお願いし、安全には配慮して行いたい」と話す。
開催時間は9時~14時。