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山口で「ゆかたdeお出かけキャンペーン」 夏の風物詩、日常的に楽しんで

「夏は浴衣、と思ってもらえるようになれば」と和田康宏副店長(左)

「夏は浴衣、と思ってもらえるようになれば」と和田康宏副店長(左)

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 浴衣を着て街歩きをすることで割引などのサービスが受けられる企画「ゆかたdeお出かけキャンペーン」が現在、山口市を中心に行われている。

浴衣を楽しむ参加者ら

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 新型コロナの影響で夏祭りや花火大会などの浴衣を着用するイベントが中止になったことを受け、自分の持っている浴衣を着てもらおうと7月1日に始まった企画。

 運営は、市内の呉服店を中心に飲食店やヘアサロンなどでつくる「ゆかた×やまぐち実行委員会」で、県のPRにつながればと「山口観光コンベンション協会」も協力。浴衣を着て企画参加店を訪れるだけで、割引などのサービスを何度でも受けることができる。

 企画を呼び掛けた「近江屋山口本店」(山口市道場門前1)の和田康宏副店長は「企画が発足した時は、ちょうど新型コロナの影響でイベントが中止になったり遠出ができなくなったりしていた。それならば県内で楽しんでもらおうと各所に声を掛け、店同士の壁を越えて協力し企画がスタートした」と話す。

 企画に参加するのは同店のほか、「エムラ きもの館」「ふじもと呉服店」(以上、米屋町)、「岡藤呉服店 山口店」(下竪小路)などの呉服店や、ヘアメークを行うヘアサロンや市内外の飲食店など36店。参加店はホームページで確認できる。

 和田副店長は「新型コロナのこともあり、浴衣で出掛けてほしいとはなかなか言いづらいが、当企画をきっかけにこうした取り組みが県内に広まってくれれば地域活性化にもつながる。企画は今回だけではなく他のイベントや観光などとも絡めて毎年続けていきたい」と話す。

 「ゴールは県内だけでなく、他県に旅行した際にも浴衣で観光する習慣ができること。イベントの時だけではなく日常的に浴衣を着てもらうきっかけになれば。浴衣を持っている人や、持っているけど最近着ていない人に参加してもらいたい」とも。

 期間は8月31日まで。

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