山口・中央公園(山口市中園町)に現在、段ボールを使用した屋外型の迷路「やまぐち段ボールラビリンス」が設置されている。主催は山口市と山口市文化振興財団。
これまで「山口情報芸術センター(YCAM)」(山口市中園町)が手掛けてきた子ども向けの遊び場企画「コロガル公園シリーズ」のノウハウを生かして作られた迷路。新型コロナの影響でイベントなどの文化的活動が中止や延期になっていることを受け、夏休み期間中に子どもたちが気軽に参加できる文化体験の場を提供することを目的に実施。
1メートル間隔で打ち込まれたくいの頭をロープでつなぎ、そのロープに段ボールを掛けて壁を作ることで迷路を制作。コースは毎日運営開始前に変更し、参加する子どもたち自身が新しいルートを考えながら段ボールを掛け変えることで遊びと学びの場を提供する。
設置初日の8月1日には約500人が迷路を楽しみ、平日でも多い日には約600人の子どもたちが参加している。
同財団事務局次長の天野原さんは「感染状況に配慮して当初は大きく告知していなかったが、公園の広場や噴水で遊ぶために来ていた子どもたちが流れで参加してくれている様子。中には迷路と噴水を何度も行き来する子もいる」と話す。
「新型コロナの影響は大きく、今年はこれまでの夏休みのようにはいかない状況。そうした中、思いっきり楽しむ貴重な機会として遊びに来てもらえれば」とも。
運営時間は11時~17時(コースの準備時間は10時~)。火曜定休。8月16日まで。