JR新山口駅南北自由通路や山口宇部空港などの県内の公共施設で現在、山口県産花きを使った花飾りが展示されている。主催は山口県花卉園芸推進協議会。
新型コロナの影響によって県産花きの需要が減少したことを受け、来県者に向けた花きのPRと需要の喚起を目的として取り組む。
JR新山口駅と山口宇部空港のほか、JR新下関駅、JR徳山駅、岩国錦帯橋空港で、毎週約2500~4000本の花を使用した花飾りを展示。花飾りの制作は、各地域の生花店5~6社が担当する。
山口県ぶちうまやまぐち推進課の光永拓司主幹は、JR新山口駅の様子について「8月1日のスタートから写真を撮ったりパネルを見に来たりする人がだんだんと増えていっているのを感じる。花飾り自体はもちろん、なかなか見る機会のない作品の入れ替え作業もパフォーマンスとして楽しんでいただけている様子」と話す。
関連する取り組みとして、県内小中学校286校に向けた花飾りの配布も行う。1校につき3作品、3週間配布する。
光永主幹は「過去にも1週間だけ花飾りを展示する取り組みはあったが、短期間では効果が一過性のものになってしまうこともあり、花きをしっかりと活用できるよう3カ月の長期間で展示を行う。コロナで心がふさいでる方も、季節に合わせた旬の花を見て癒やされてほしい。展示をきっかけに、日常生家に花を取り入れる意識につながれば」と話す。
展示期間は10月23日まで。