店舗前の歩道などにテラス席を設置する「オープンストリート宇部」が現在、宇部市内で行われている。
コンセプトは「新たな歩道空間の活用」と「安全性を保つ場の運営」で、新しい生活スタイルに合わせた取り組み。運営は、にぎわい宇部(中央町3、TEL 0836-39-6907)などが中心となってつくる実行委員会。
にぎわい宇部・石井統括マネジャーは「新型コロナウイルス対策の一環として、6月に国土交通省が路上利用の占用許可基準を緩和したことから、影響を受ける店の支援が少しでもできたら良いと思い、実施した」と話す。
8月5日に始まった取り組みだが、涼しくなってきたことで利用客が増えており、「解放感があり気持ちが良い」と好評を得ている様子。取り組みに参加しているのは、平和通り、小串通り、寿橋通りに面する21店舗。当面はコロナ対策により1テーブルに2席までとしている。持ち込みや持ち寄りは不可。
店舗の感染対策として、ソーシャルディスタンスの確保、こまめな消毒を心がけるほか、点字ブロックがある歩道については当該ブロックを中心に2メートル以上の歩行空間を確保する。より快適な時間を過ごしてもらえるようにと付近の清掃なども行っている。
にぎわい宇部で出店をサポートする小林和也さんは「今は席も少ない中で実施しているが、コロナが落ち着けば、1テーブルに4席など席数を増やしたい。また、このような解放感のある空間を広げていきたい」と話す。
11月30日まで。