「焼肉ひえん」(宇部市妻崎開作、TEL 0836-44-1046)が12月10日、リニューアルオープンした。
1989(平成元)年に店主の石田雄彦さんが出店した同店。2000(平成12)年に住宅街の一角にある同所に移転し、一昨年、30周年を迎えた。今回は設備の老朽化に伴って店内を全面改装した。
これまでオープンスペースだった客席を半個室にして仕切り、8テーブル40席を設置した。最大約20人の利用に対応する広間、喫煙専用室も備える。席ごとにデザインを変え、来店のたびに異なる雰囲気で楽しめるようにした。
コンセプトは、店名の由来でもある韓国・ソウルの宮殿「昌徳宮」の庭園「秘苑(ひえん)」。宮殿の屋根をモチーフにしたモニュメントを配置し、壁には風景画を飾る。「コロナ禍で海外に行けないなか、韓国旅行に来たような気分で楽しんでもらいたい」(石田さん)と思いを込めた。
メニューは、伊万里牛を中心にA5ランクの国産黒毛和牛肉を用意。たれやキムチは手作りにこだわる。人気メニューは、「生タン塩」(1,850円)、ロースやカルビなどを盛り合わせた「特選上肉3点盛り」(3,980円)、11種類の肉が楽しめる「ひえんセット」(7,980円)。
石田さんは「長年のお客さまも多く、9割がリピーター。最近ではお祝いごとなどで利用していただける『お肉ケーキ』も好評で、20代のお客さまも増えてきた」と話す。「また来たいと思っていただけるような接客を心掛けていきたい。新しくなった店舗で気持ちも一新し、居心地の良い空間になれば」とも。
営業時間は17時~22時。火曜定休。