美祢の秋芳洞商店街に「あまいろcafe」(美祢市秋芳町秋吉、TEL 0837-55-4005)がオープンして1カ月がたった。オープン日は1月11日。
オーナーの梶井竜治さんは美祢市出身。美祢市内で12年間飲食業を営んでいるが、コロナ禍の影響が長引く中で今後の方向性を模索していたところ、同商店街の空き店舗を紹介されてカフェ業態の進出を決めた。
店名の「あまいろ」は、晴天の澄んだ空の青色を表す「天色」から名付け、提供するドリンクメニューに弁天池の湧水を使用していることから弁天池の「天」にもちなんでいる。
提供するドリンクメニューは、ブレンドコーヒー(350円)、カフェラテ、秋芳梨ソーダ(以上400円)など13種類。
フードメニューは、アイスブリュレクレープ(700円)、フライドポテト(400円)、アメリカンドッグ(200円)を提供するほか、弁天池の水を使った手作りの砂糖菓子「琥珀糖」(540円)も。弁天池をイメージした緑、弁天池に生えるベニマダラゴケをイメージした赤、秋吉台の石灰岩をイメージした白の3色を用意し、土産品の需要に応える。
梶井さんが一番「お薦め」するのは「アイスブリュレクレープ」で、クレープ生地の中にスポンジケーキとアイスクリームが入っており、一番上がクレームブリュレになっている。注文を受けてからバーナーで表面を焦がすので、パリパリのブリュレと冷たいアイスを一緒に味わうことができる。
梶井さんは「アイスブリュレクレープが食べられるのは、県内では現在2店舗のみ。下関市のFruits factory KUJIRAさんの協力があって当店での販売が実現した。新食感のスイーツをぜひ味わってほしい」と話す。
当初は、テークアウトのみで営業する予定だったが、イートインの要望もあったため店内に椅子を4脚ほど設置している。
梶井さんは「秋芳洞に観光に来られた方が、ほっと一息つけるような場所になればいいと思っている。今後は地元の食材を使ったドリンクを作ったり、フードメニューも増やしたりしていきたい。県外に遊びに行くことができない今だからこそ、県内の皆さんが秋芳洞に足を運んでくれたらうれしい。秋芳洞に来られた際にはぜひお立ち寄りください」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~16時30分。