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山口に産業交流スペース「メグリバ」 シェアキッチンやチャレンジショップ常設

「交流の幅を広げていくお手伝いをしていけたら」と小巻施設長

「交流の幅を広げていくお手伝いをしていけたら」と小巻施設長

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 JR新山口駅北側に4月1日、産業交流スペース「Megriba(メグリバ)」(山口市小郡令和1、TEL 083-973-6660)がオープンした。

明るい雰囲気のコワーキングスペース

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 同日開設した多機能複合施設「山口市産業交流拠点施設」の一機能で、創業予定者や創業間もない事業者が「コワーキングスペース」「コミュニティラウンジ」「カフェ」「シェアキッチン」「チャレンジショップ」として利用できるビジネス・インキュベーション施設。

 コンセプトは「出会う つながる 生まれる広がる 産業交流の場」。ビジネス支援や起業家間の交流を促進するほか、インキュベーションマネジャーによる経営相談や資金調達などの事業プラン策定、コミュニティマネジャーによる個別相談などの支援を行う。運営は、指定管理者の「ツクリエ」(本社=東京都)。

 会員制の「コワーキングスペース」は、オープンスペースと個別ブースの総席数54席を備えるほか、個室1室を設ける。利用料はプレミアムメンバー(月利用の個人、法人会員)=1万円、ドロップインメンバー(時間利用会員=1時間300円、1日最大1,500円)。

 「シェアキッチン」は、低リスクで飲食店開業にチャレンジできる場所として2店舗まで同時出店が可能。シェアキッチンの運営は「なかむら商会」(本社=東京都)が担当する。

 シェアキッチンとスペースを共有するカフェ「Megirbaカフェ」では、山口産キャベツを使ったスープや、市内の自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店のコーヒーを提供するほか、市内飲食店の弁当の販売も行う。

 小巻正継施設長は「ITや飲食関係などさまざまな人たちが集まり、巡り会うことで、知らなかった知識や求めていた成長のヒントに出会えるはず。創業に向けてのチャレンジだけではなく、機構や企業、大学など研究・教育機関などさまざまに連携していき、新たなビジネスを創り出す場所になれば」と話す。

 開館時間は9時~22時。第2・第4火曜休館。

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