![「ドーナツで幸せな気持ちになってほしい」と店主の古賀さん](https://images.keizai.biz/yamaguchi_keizai/headline/1619500185_photo.jpg)
JR琴芝駅横の「琴芝駅肉まん製造所」(琴芝町2、TEL 0836-48-9160)が4月1日、ドーナツレーベル「UPLIFT DONUTS&COFFEE」を立ち上げてドーナツの販売を始めた。
遊び心のあるアメリカンテイストに改装した店内に、無添加・無着色の原料にこだわった生地で作る華やかでカラフルなドーナツが並ぶ。
店主の古賀福一郎さんは「肉まん専門店として3年近くたったが、季節の影響が大きくて夏と冬の売上が2倍近く変わることに悩んでいた。通年で楽しんでもらえる商品を提供していきたい」と話す。
古賀さんは洋菓子パティシエの経験があり、自身もドーナツには思い入れがあるという。「若い頃にバイクでアメリカを旅した時、お金もない旅の道中、カラフルでポップなドーナツを見るととても元気づけられて幸せな気持ちになった。味はあまりおいしくなかったんですけどね(笑)」
その経験はブランド名にもつながり「UPLIFTには、持ち上げる・高めるという意味がある。このドーナツで、気分が上がり幸せな気持ちになってもらいたい」と願いを込めた。
提供するのは、定番の「オールドファッション」(150円)や「シナモンシュガードーナツ」(180円)のほか、カラフルなトッピングが目を引く「ストロベリーチョコのクルーラー」(250円)や「チョコチュロス」(250円)など、常時10種類以上をそろえる。
「トランス脂肪酸の少ないドーナツ専用の油を使うことで、しっとりとした食感とあっさりした後味を実現した。メニューは本場アメリカからイメージを得た」と古賀さん。平日は200個、休日は300個以上の販売を見込む。
提供開始からの様子について、古賀さんは「肉まん専門の時とは異なる客層の方が一気に増えて手応えがある。コロナ禍で思うような学生生活が送れない子たちにも、このドーナツを仲間と楽しむことで青春の思い出にしてほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は12時~18時30分。日曜定休。肉まんは厳冬期のみの販売を予定。