萩市東部・江崎地区の国道沿いに5月25日、石窯ピザカフェ「Kunelplus(クウネルプラス)」(萩市江崎、TEL 050-8881-0576)がオープンした。
京都から萩にIターンして3年目の阪口勝洋さんが空き家を改装して開いた同店。料理人歴23年の経験を生かした石窯ピザやパスタのランチとカフェメニューを提供する。店名には、「食って寝る幸せプラスふれあいを」という意味を込めた。
阪口さんは「知人の紹介で家族と移住して以来、地元の人の人柄の良さに助けられてきた。萩の新鮮な食材を生かして地域に貢献できればと開業した。専門はフレンチだが、間口を広げるためにピザとパスタをメインにした。今後は、気軽に来店できるようにカレーなども用意する」と話す。
メニューは、地元産の食材を使った「ちりめんじゃこと昆布の佃(つくだ)煮のピザ」や「煮干しまみれのペペロンチーノ」などのピザとパスタを選べるランチセット(1,600円)のほか、パフェやプリンなどのスイーツメニューもそろえる。
珍しいところでは、専用マグカップを「キープ」して1カ月2,000円でコーヒーが飲み放題になる「サブスク」制度を30人限定で導入する。坂口さんは「地域に根差し、常連さんだけでも回るような店を目指してサブスクを取り入れた。店内の貸しスペースをヨガ教室など多目的に使ってもらえれば」と呼び掛ける。
コロナ禍でのオープンとなったが、週末は満席になるほどのにぎわいを見せる。坂口さんは「なるべく季節ごとの地元食材を取り入れ、食べるものが見える安心を提供したい。定休日は設けず、地元の人たちがいつでも集える憩いの場にできれば。できるだけ多くの人と会ってつながり、地元の米や野菜、雑貨などの販売スペースを設けて『小さな道の駅』のような店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~18時。