サンドイッチとトレトゥール（フランス総菜）の店「Sandwich et Traiteur A.B.C（エービーシー）」
（山口市道場門前1）が6月17日、山口にオープンした。

彩り豊かなサンドイッチが並ぶ

　店主は、東京やフランスで経験を積んで6年前に萩へUターンした飲食業歴17年の中村浩二さん。2015（平成27）年7月に萩に出店したフレンチレストラン「Brasserie Lab（ブラッスリーラボ）」に次ぐ2店目の出店となる。

　店舗面積は約15坪。白色を基調とした明るい雰囲気の店内で、萩の市場から仕入れた野菜や長州和牛など県産食材と自家製のシャルキュトリー（肉の加工品）などを使ったサンドイッチ、トレトゥールを提供する。

　中村さんは「レストラン以外の業態で、地元にフランス文化をもっと広めたいと前から思っていた。日常で気軽に利用できて、家でもフレンチが楽しんでもらえるようテークアウトで提供する。フランスの魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。

　「サンドイッチの具材は既製品をほぼ使わない。不自然な味が出ないよう手仕事を大事にしている。素材の味を生かした物をお客さまに届けたい」と中村さん。

　サンドイッチは、「自家製スモークサーモン厚切りサンド」「自家製ベーコンのBLTCサンド」「季節のフルーツのカスタードクリームサンド」（以上、650円）のほか、週替わりのサンドイッチなど常時7種類を用意する。

　トレトゥールは、月替わりの「キッシュ」（450円）、「レンズ豆と自家製ハムのチョップドサラダ」（400円）、「彩り野菜の自家製ピクルス」（250円～）を提供するほか、シャルキュトリーの「むつみ豚バラの農家風リエット」など10～15種類を用意する。価格は350円～800円。

　中村さんは「今後は魚介類などを使ったサンドイッチも増やしていきたい。仕事のお昼休みに公園などで景色を楽しみながらとか、自宅でワインを飲みながらつまみとしてなど、自由に楽しんでもらえたら」と話す。

　営業時間は11時～19時30分。水曜定休。