トキスマ内で営業していたカフェ「Enn cafe(エンカフェ)」(宇部市車地)が8月21日、宇部・厚東に移転オープンした。
店主の渡邉絵美さんは宇部市出身。趣味の菓子作りの延長で、2019(令和元)年5月に体にやさしい菓子をコンセプトにした「おかし工房 Quu(クー)」をDIYした自宅の離れで立ち上げ後、元々接客業が好きだったことから同年7月に「常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)」内にオープン。今回はトキスマの閉店と、農事組合法人が管理する「八南の郷交流館」内にあった喫茶店跡への出店の話が重なったことから移転を決めた。
毎週月曜・水曜・木曜・金曜のみ営業する。
店内には、ゆとりを持って席を配置し、カウンター2席、テーブル6席を設ける。地元産の野菜を使用した日替わりランチをメインにしたカフェを提供するほか、「おかし工房 Quu」の菓子なども販売し、菓子のオーダー注文も受け付ける。店内に併設したシェアスペースでは雑貨なども取り扱う。
カフェメニューは、ドリンク付きの「日替わりランチ」、渡邉さんが工房で手作りした日替わりの「デザートプレート」(以上1,000円)などを提供する。
ドリンクは、渡邉さんが日替わりでセレクトした「本日のコーヒー」(400円)、「エメマンブレンド」「カフェラテ」(以上500円~)などのほか、無添加の宇部産バタフライピー、クリームソーダ、ココアなどを用意。「紅茶が好きなので特に紅茶に力を入れている」(渡邉さん)と、アールグレイ、ダージリン、ミルクティーなどの定番から季節限定などの紅茶&フレーバーティも提供する。
シェアスペースは、ハンドメード雑貨の販売を行うほか、ワークショップなどのイベント会場として完全予約制で貸し出す。
渡邉さんは「店名の由来にもなっているが、たくさんの人との出会い、つながり、全てご縁で支えてもらっており、これからもそうしたご縁を大切にしていきたい。雑貨なども販売しているので、お客さまにもここから始まる素敵なご縁があれば」と笑顔を見せる。
「今後は新型コロナが落ち着けば、当初に考えていたバー営業なども始めていきたい。夏には川辺のホタル、窓からの田園風景、ガタンゴトンと静かに聞こえる電車の音など、のどかでホッとできる場所として、ゆったりとしたひとときを過ごしてもらえたら」とも。
営業時間は10時~15時。