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宇部の「西日本自動車学校」、新校舎での運営開始 サービス拡充へ

校舎を建て替えた「西日本自動車学校」

校舎を建て替えた「西日本自動車学校」

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 建物を刷新した宇部の「西日本自動車学校」(宇部市妻崎開作)が9月19日、新校舎での運営を開始した。

カフェ風に仕上げた待合スペース

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 同校の運営は、建設業や訪問看護ステーションなどの事業を展開する三和企業(妻崎開作)。旧校舎は1963(昭和38)年から利用しており、老朽化に伴って新校舎を建設した。同社が2020年4月に「鴻城自動車学園」を事業継承して今春から同校に合併したこともあり、今後のサービス拡充も見据える。

 新校舎は2階建てで延べ床面積は約1200平方メートル。1階は、受け付けや事務所のほか、一面を植物で緑化したカフェ風の待合スペースなどを設ける。2階には、学科教習室や運転シミュレーターなどを設置した部屋などを備える。

 新校舎の完成に合わせ、24時間受講できるオンラインでの学科教習を始めたほか、指導員が同乗せずに行う無線教習も今後始める。スケジュール確認ができるアプリの導入や、年内には決済手段をキャッシュレスのみに切り替えるなどソフト面の刷新にも力を入れる。

 同日、関係者らで完成式を行って新校舎での営業を開始した。前田勲社長は「会社としても創業70周年の節目を迎えた。顧客満足度と従業員満足度を上げ、これからも15年、20年と地域の交通を支える拠点であり続けたい」と話す。

 同校は山口県西部で唯一、大型トラック免許や特殊免許が取得できる。前田社長は「県西部をカバーできる大型校として、シェアを見込んだ事業展開をしていく」と意気込む。

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