長崎・佐世保のご当地ハンバーガー「佐世保バーガー」をデリバリーとテークアウトで提供する「ウェルビン佐世保バーガー」が9月17日、山口・湯田温泉にオープンした。

ボリューム感のある「スペシャルバーガー」

　場所は観光回遊拠点施設「狐の足あと」（湯田温泉2）程近くの湯の街通り沿い。フードデリバリーサービス「Mealdelix（ミルデリ）」と連携したデリバリーとテークアウトで営業する。デリバリーは、湯田温泉エリアから3キロ以内であれば無料で配送する。

　山口市内の建築会社が出店した。金川侑花店長は「13年ほど前から移動販売車での営業を始めて好評を得ていたが、コロナ禍でイベントの中止が相次いで皆さまに届けるすべがなくなってしまった。どうしようか悩んでいたところにミルデリさんから話をもらった」と出店のきっかけを話す。

　ミルデリの勝田貢部長は「普段家では食べられないものをおいしいままお客さまに届けたいという思いで始めたデリバリーサービス。地元の飲食店と協力しながら、山口のおいしいを多くの方に届けていきたい」と話す。

　提供するハンバーガーのサイズは全て直径13センチ。看板メニューは「スペシャルバーガー」（880円）で、山口市内の洋菓子店にオーダーした専用のバンズに、佐賀から仕入れる牛肉のパテ、十勝産のとろけるチーズ、厚切りベーコンや半熟の目玉焼き、地元の新鮮な有機野菜を自家製のソースで挟む。

　移動販売車で女性に人気があったという「てりたまバーガー」のほか、「ベーコンエッグバーガー」「ベーコンチーズバーガー」（以上770円）、「てりやきバーガー」（660円）の計5種類のハンバーガーを提供。「からあげ」（M＝660円、L＝880円）や「ポテト」（M＝220円、L＝330円）などのサイドメニューも用意する。

　金川店長は「オープンから約10日たったが、通り掛かりの方が興味を持って購入してくれている。注文を受けてから手作りする佐世保バーガーの醍醐味（だいごみ）である、出来たて熱々のハンバーガーを食べてもらいたい。佐世保バーガーの魅力を地元の方に伝えたいし、今後はフランチャイズ展開などもしていければ」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時～15時、18時～22時。月曜定休。