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山口に創作イタリアン「三日月」 業界歴40年料理長と異業種経営者がタッグ

カジュアルで明るい雰囲気の店内

カジュアルで明るい雰囲気の店内

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 山口市湯田温泉に7月15日、創作イタリアンレストラン「三日月」(TEL 083-924-8655)がオープンした。

料理長一押しというメニュー

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 「湯田バル」跡に出店。宇部の自動車販売会社「NJH」(宇部市山中)社長の長山太祐さんが運営する。料理長として招いたのは、坂上良二さん。坂上さんは、熊本や東京、山口市内のホテルや居酒屋に勤務し、洋食料理で40年の業界歴を持つ。

 初の飲食事業を手掛ける長山さんは「昔から飲食業に興味があり、隠居した際にゆっくりやろうと考えていたが、知人で前店舗のオーナーが店の譲り先を探していた。一人の客として坂上料理長が作る料理にほれ込んでいたが、一線から退くという話を聞き、あの味を閉ざしてしまうのはもったいないと思い、全てのタイミングが重なった今が出店のチャンスと感じた。坂上料理長に話を持ち掛けたところ快く受けてくださった。料理人人生の集大成として思いの限りの料理を提供してほしい」と話す。

 店内は、木目調と白で統一して明るめの雰囲気に仕上げた。カウンター6席、テーブル16席を備え、壁側にベンチシートを新たに設ける。

 看板メニューは、「国産牛ビーフシチュー」(1,580円)。赤ワインで一日煮込み、二日かけて仕込む。料理は時間をかけて手間暇を惜しまないことにこだわるという。

 併せて、「長州鶏もも 香味揚げ」(780円)、有頭えびを白ワインでゆでた「海老のアメリケーヌ」(980円)、「アスパラと玉ねぎのペペロンチーノ」(880円)や「生ハムとアボガドクリームパスタ」(1,180円)、「マルゲリータ」(880円)、4種のチーズピザ「クワトロフォルマッティ」(980円)などで、サラダやスープ、デザートも各種そろえる。客単価は3,500円前後。

 アルコール類は、ビール、カクテル、ワイン、焼酎、サワー、フルーツリキュール、ハイボールなどを用意。長山さん自ら酒を手作りして提供する日もあるという。「酒好きが高じてカクテルの道具などを集めていた。料理と一緒に楽しんでもらえたら」と長山さん。

 長山さんは「この店の最大の魅力はなんといっても料理長の料理。カジュアルな雰囲気で本格的な料理と楽しい会話で日頃のストレスを発散し、活力にしてもらい、『店に行くといやされる』と思ってもらえる場所であれたら。お客さまにこよなく愛していただける店になれれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時30分~24時。月曜定休。

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