日本女子フットサルリーグに所属する「MINERVA UBE(ミネルバ宇部)」が10月10日、俵田翁記念体育館(宇部市恩田町4)で公式戦を行う。
昨季同リーグに加入し、2シーズン目を戦っているミネルバ。今季は10チームが参戦し、6月19日に開幕。セントラル方式による1回戦総当たりのリーグ戦を行い、リーグ上位3チームが出場するプレーオフで年間優勝チームを決定する。
現在は4節を消化し、ミネルバは勝利がなく0勝4敗で順位は9位。宮嶋良丞監督は「今季はフィジカルの強化に取り組んでいる。コロナ禍でトレーニングマッチが組めない中で開幕戦を迎え、相手とのフィジカルの差に面食らってしまったが、これまでの敗戦をバネにして練習から強度を上げている。昨季はなかなか攻め切ることができなかったが、今季は攻撃で主導権を取れるように取り組んでいる姿をホーム戦で披露したい」と話す。
10月9日・10日には同会場で第5節が行われ、ミネルバは現在8位のエスポラーダ北海道イルネーヴェと対戦する。対戦相手もまだ今季は勝利がなく、初勝利を懸けた戦いになる。
初勝利に向けて宮嶋監督は「ここに来て上がってきた選手のフィジカルをベースにしっかり守備から入る試合をしたいし、アグレッシブにボールを奪いに行く守備も突き詰めていきたい。相手は組織的な守備ができるチームで鋭いカウンターを武器にしているが、自分たちで主導権を握ってゲームをつくりたい。フットサルを通して地元の皆さんに感動を与えようと活動しているが、勝って感動してもらいたいという思いが強いので、とにかく勝ちたい」と意気込む。
今季のキャプテン・大森真由奈さんは「絶対勝つという思いを一つにして戦い、地元で今季初勝利を届けたい。ホーム戦はシーズンに1度しかない。いつも応援してくれる皆さんに、私たちのプレーを見せることができる機会もなかなかないので、選手全員の戦う姿を見てもらいたい」と話す。「試合の入りがポイントになると思うので、最初の3分で絶対に失点をしたくない。自分たちが今までやって来たことを出せれば、点は取れるはず」とも。
エスポラーダ戦は10時30分キックオフ。