総合園芸農場「花の海」(山陽小野田市埴生)で11月28日、イチゴ狩り営業のオープニングセレモニーが行われた。
毎年恒例のイチゴ狩りは12月4日に営業を始める。今年で17年目を迎え、昨年は約3万8000人が来園した。1月ころから来園者が増え、2~3月ころピークを迎えるという。
同園イチゴ生産部長の北村隆さんは「今年は気温の高い日が続き、夏の苗作りは大変だったが、例年通り順調に育った。実る時期は気温の影響で平年に比べ1カ月ほど遅れた品種もあるが、1月過ぎには全品種のイチゴが楽しめると思う。珍しい品種の味も楽しんでもらえたら」と話す。
イチゴは約10万株を3棟のビニールハウスで栽培している。品種は、ジューシーな果肉が特徴という「かおりの」、甘度が高く人気の「あまえくぼ」、甘みと酸味のバランスが良い「四星(よつぼし)」、肉厚な「空音(そらね)」、酸味が少なく食べやすい新品種「すず」の5種類。
同園総合交流部部長の金子陽平さんは「当園はイチゴ狩りのほか、子ども用遊具、動物と触れ合えるコーナー、レストランや売店などもあり、ゆっくり楽しめる。家族や友達などで季節を感じていただければ」と話す。
イチゴ狩り営業時間は10時~16時。料金は、大人(中学生以上)=1,900円、小学生=1,600円、幼児(3歳以上)・高齢者(75歳以上)・障がい者=1,000円(4月10日までの料金。4月11日以降値下げ)。5月下旬までを予定する。