宇部市制施行100周年と宇部出身の庵野秀明監督が手掛けた映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の興行収入100億円突破を記念したイベント「まちじゅうエヴァンゲリオン」が12月24日、宇部で始まった。

「JR宇部新川駅」に設置されたスタンプラリー台

　同イベントは、JR宇部新川駅に設置する「駅スタンプ」、専用アプリでスタンプポイントを集める「スマホスタンプラリー」のほか、「海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」「まちじゅうエヴァ グルメフェア」の4つの企画を展開する。

　主催する宇部市観光・シティプロモーション推進部観光・グローバル推進課の北山千春係長は「映画公開後、宇部新川駅にカメラを持った方が増えたり、入場券が多く発行されたりと、宇部に訪れる人が増えている。当イベントを通して庵野監督の生まれ育った宇部にさらに多くの方が訪れる機会になれば」と話す。

　同日、「駅スタンプ」と「スマホスタンプラリー」の2つが始まった。エヴァンゲリオンをデザインした「駅スタンプ」（直径約8センチ）は、宇部市とJR西日本が共同制作。台紙と共にJR宇部新川駅に設置する。乗車券や入場券を記念に持ち帰ることができるようにエヴァンゲリオンデザインの使用済みスタンプ（直径約2センチ）も用意。設置は来年5月8日までの予定。

　「スマホスタンプラリー」は、JR宇部線利用促進協議会の協力の下で行う。JR宇部線とJR小野田線に乗車し、専用アプリ内でスタンプポイントを集めて応募すると、フィギュアやキーホルダー、バックなどエヴァンゲリオン関連のオリジナルグッズが抽選で当たる。スマホスタンプラリーは来年3月22日まで。

　「海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」と「まちじゅうエヴァ グルメフェア」は、来年3月12日から5月8日まで行う。グルメフェアには現在、市内の飲食店約40店が参加を表明している。

　北山係長は「宇部全体を盛り上げたいという願いを込めてイベント名を『まちじゅうエヴァンゲリオン』にした。聖地に認定された当市で今後もイベントを展開し、もっと盛り上げていければ」とも。

　問い合わせは、観光・シティプロモーション推進部観光・グローバル推進課（TEL 0836-34-8353）まで。