アニメ「ねこねこ日本史」と山口市のコラボスタンプラリーイベント「出張!ねこねこ日本史 in Yamaguchi」が1月22日、山口市内の史跡で始まった。
観光庁が実施する「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」の一環。「ねこねこ日本史」は、そにしけんじさん作のアニメで、日本の歴史上の偉人たちを猫のキャラクターとして登場させて日本史を描く。「NHK Eテレ」でアニメが放送され、史実と猫の習性を掛け合わせたストーリー展開が人気を集めた。
同イベントは、山口市内10カ所の史跡にスタンプを設置。参加にはスマホアプリ「COCOAR」が必要で、史跡に掲示されたマークをスキャンすると、史跡にちなんだ約1分20秒のオリジナルアニメが視聴でき、スタンプを獲得できる。
「戦国大内氏編」と「幕末長州編」の2コースを用意し、1コースそれぞれ5カ所の史跡を巡り、クリアするとオリジナルグッズを進呈する。
戦国大内氏編は、「国宝瑠璃光寺五重塔」や「山口サビエル記念聖堂」などにスタンプを設置。オリジナルアニメには、足利義満やフランシスコ・サビエルなどの猫が登場する。徒歩で移動した場合の所用時間は3時間程度。
幕末長州編は、「山口市菜香亭」や「十朋亭維新館」などに設置する。同アニメには、桂小五郎や高杉晋作などの猫が登場する。同2時間程度。
主催する山口観光コンベンション協会の田中光敏事務局長は「親しみを持ちやすいコンテンツで、子どもから大人まで楽しめるイベント。ゆっくり楽しく巡ってもらい、改めて地域の魅力を感じてほしい。アニメを通じて、一般の観光客だけでなく地元の人にも、まちの歴史に触れてもらえるきっかけになれば」と話す。
来年3月31日まで。問い合わせは山口観光コンベンション協会(TEL 083-933-0088)まで。