山口市民を対象とした学び合いコミュニティー「Schoo in Yamaguchi」の体験イベントが2月19日、山口市産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」で開かれた。
「Schoo in Yamaguchi」体験イベントの参加者
同コミュニティーは、山口市がデジタル人材育成や仕事創出ネットワーク形成を目的に昨年活動を開始。オンライン動画学習サービスを提供する「Schoo」(東京都渋谷区)と提携し、提供する約7400本に及ぶコンテンツを参加者同士で視聴し、学びの促進や定着を図っている。
同イベントは、2月からの新講座「起業家入門」の体験講座として実施。当日は、20~60代の24人が参加した。
第1部では、ゲストに同社の森健志郎社長がオンラインで登壇し、自身の起業経験や地域の独自性を生かしたビジネスの重要性を語った。「自分の心に決めたことをやり続けてほしい。そのためにも、人生の可能性を広げ豊かにする学びを続けてほしい」と起業を志す参加者たちにエールを送った。
第2部では「パーソナルブランディング」の講座を参加者全員で視聴し、自身の強みの見つけ方など、起業の一歩につながる学習を行った。
子育て中に新たなスキルの習得に励んでいるという参加者の浦山有紗さんは「フリーランスとして仕事をする上で、自身の強みの発見や見せ方が重要だと学んだ。現在勉強中のウェブデザインのスキルを通じて山口の魅力を伝えていけるようになりたい」と意欲を語った。
「Schoo in Yamaguchi」は現在、3月までの講座の参加者を山口市のホームページなどで募集している。