屋内野球練習場「GATE baseball field」(山口市黒川)が2月12日、山口にオープンした。
西京高校野球部の卒業生で渡邉博行さんと、野球仲間の相良光一さん、秋本向平さんの3人が運営する同施設。ここで練習し、野球界に飛び立ってほしいという願いを込めて「門」という意味の「GATE」を店名に付けた。
開業に当たり、渡邉さんは「コロナ禍で自身の子どもが色々な経験をする機会が少なくなった。子どもと野球ができる公園も減っており、いつかは野球の練習ができる施設を立ち上げたいというかつての思いが再燃した」と話す。
約97坪の敷地内に全面人工芝を用いたスペースのほか、内野ノック練習ができる屋外練習場を備える。レベルアップを目指して短い時間でも集中して練習できるのが特長という。
利用は会員制で、コースは3コース。年会費は、メジャーコース=3万6,000円、マイナーコース=1万2,000円、ルーキーコース=1,000円)。利用方法に合わせてコースを選べ、コースによって施設の利用料金が異なる。渡邉さんは「会員証1枚につき、複数人が利用できるのでぜひ仲間や友達と訪れてほしい」と話す。
4月から子ども向けの野球スクールも開講する。子どもが野球に触れられる機会を増やし、野球と出合うきっかけの場を目指す。
渡邉さんは「オープンから数日、多くの人から楽しかった、また来ますという声をかけてもらった。待ってくれていたことを実感して、オープンしてよかったと思っている。これまでと違う業界に飛び込んだので、オープンまでの道のりは簡単なものではなかったが、準備段階から野球部の仲間や野球界の先輩後輩に支えられてオープンの日を迎えられた」と笑顔を見せる。
「子どもたちが走り回っている姿を見ると、とてもうれしい。これからも大変なことはあると思うが、楽しみながら一つ一つクリアしていきたい。地域に根付いた場所にしていきたい」とも。
営業時間は9時~21時。