魚料理メインの居酒屋「魚STANDARD」(山口市湯田温泉1)が1月21日にオープンして1カ月がたった。
店主の堤優也さんは、昨年1月にオープンした串焼き屋「八歩」(湯田温泉1)に続いて2店舗目を出店。新型コロナの影響で湯田温泉街の明かりが消え始めているが、「八歩」のオープンと同時にもう1店舗やってみたいと思い、「100年に一度と言われる大変な時期ではあるが、今が攻め時だと思った」(堤さん)と、湯田温泉の表通りに空き店舗が見つかった昨年秋ごろに出店を決意した。
店舗面積は約12坪。席数は25席。店内は気軽に立ち寄れる酒場をイメージ。店名は魚が基本という意味を込めて「魚STANDARD」と名付けた。「毎日でも来たくなる雰囲気で普段使いしてほしい」と堤さん。
メニューは、魚料理が中心で毎朝仕入れた新鮮なものを提供し、刺し身は仕入れ状況によって内容と価格が変動する。その日に仕入れたカツオを注文が入ってから高温で焼き上げる「カツオのわら焼き」(1,180円)や、萩市の椙八商店の釜揚げしらすに卵黄と特製だれをつける「釜揚げしらす」(500円)、手作りの「さつま揚げ」(300円)など、山口県産食材を中心に提供する。
地酒は、東洋美人、獺祭、貴、雁木などをそろえる。客単価は4,000~5,000円。
堤さんは「湯田温泉街の表通りに電気をつけたいという思いがある。メイン通りに魚が食べられる場所ができたと喜んでもらえたことはうれしかった。1日1回笑って、1日1回乾杯しようという意味の『一笑一盃(いっしょういっぱい)』という言葉があるが、そんなイメージの店にしたい。5年10年と続いて、地元に根付ける店づくりをしていきたい」とも。
営業時間は18時~24時。