サッカーJ2のレノファ山口FCが3月30日、ホームスタジアム「維新みらいふスタジアム」(山口市維新公園4)で徳島ヴォルティス、4月3日には大宮アルディージャと対戦する。
今季のJリーグは、カタール・ワールドカップが11月、12月に開かれるため過密日程で行われている。レノファは前節(3月26日)にアウェーでいわてグルージャ盛岡と対戦したばかりだが、2試合連続で中3日のホームゲームを戦う。
前節のレノファは、岩手が後半に退場者を出して1人少なくなったが、最後までゴールを奪えずに0-0のスコアレスドローに終わった。現在の順位は、1勝4分1敗の勝点7で13位。
いわて戦後、名塚善寛監督は「前半は自分たちのやりたいことができたが、最後の質がまだまだ。決め切るところが課題といえば課題。相手が1人少なくなった中で、もう少しボールを動かすことができないとこういう結果になってしまう。ゲームコントロールの課題もあるが、試合ごとに相手の背後を取れるようになってきたところなど、良いところはあるので、そこはこれからも続けていきたい」と話す。
平日に行われる30日の徳島戦は、今季初のナイトゲームとなる。徳島は今季リーグ戦でまだ負けておらず現在の順位は7位。
昨季夏からレノファに所属する田中渉選手は、徳島戦に向けて「相手もショートパスでつないでくるし、うまいチームなので守備のところで崩れないようにもっと強度を上げたい。前でボールを奪えればチャンスが増えると思うので狙っていきたい」と話す。チャンスで決め切るために「個人の決定力の問題もあるが、チームとしてクロスにもっと人数をかけるとか、こぼれ球の意識を高めるとか、今以上に攻撃の迫力を持ってやっていければ」とも。
週末の3日には、2020シーズンまでの3年間をレノファで指揮を執った霜田正浩前監督が率いる大宮を迎える。名塚監督は「どんな相手にもぶれないこと。当たり前にやり続けること。弱気にならないことが大事」と話す。
キックオフは、徳島戦=19時、大宮戦=14時。