山口宇部空港の「バラ園」に植えられたバラが現在、見頃を迎え来園客を楽しませている。
今年は、昨年より10品種多く、黄色から朱赤色に花色が変化する「つる・チャールストン」やピンク色の「つる・ラ・フランス」、淡いオレンジ色の「ロイヤルサンセット」などが追加され、合計で200品種・約1000株のバラが植えられている。
美智子上皇后陛下の名を冠した「プリンセス・ミチコ」や、四季咲き性が強く12月頃まで楽しめるという8種類の「ノックアウトシリーズ」のほか、生け垣、花のアーチ、バラを中心にした「ミニチュア花壇」などもあり、カメラを構える来園客の姿も見られる。
バラ園を管理する「山口宇部空港ビル」(沖宇部)の施設管理部の山元啓資さんは「例年と同じくゴールデンウイークが明けた頃に咲き始めた。今がちょうどピークで満開のバラが見られる。今月下旬まで楽しめるのでは」と話す。
バラの見頃に合わせ、当空港内の土産店や飲食店など全8店が参加する「買い物スタンプラリー」を実施している。スタンプラリーは3年ぶりの実施で、500円ごとの買い物でもらえるスタンプを4つ以上を集めると応募でき、航空券や「山口県特産品カタログギフト」などを抽選で進呈する。6月6日まで。
山元さんは「初夏の陽気となった週末には親子連れなどが訪れ、色とりどりの花に包まれて散策を楽しんでいた。前向きな気持ちにさせてくれるバラと買い物を楽しんでもらえれば」と話す。
「飛行機の利用者数は、昨年と比べて少しずつではあるが回復傾向にある。空港は、地酒やフグ関連のお土産品、かまぼこ、ういろうなどのお土産や贈答品を買うのにも便利。地域に愛される空港を目指していきたい」とも。
来園時には同空港西駐車場を利用する。問い合わせは山口宇部空港ビル(TEL 0836-31-2200)まで。