山口県立美術館が子ども向け新聞-絵巻物を漫画で紹介

マンガ仕立ての「山口ケンビKIDS」

マンガ仕立ての「山口ケンビKIDS」

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 山口県立美術館(山口市亀山町、TEL 083-925-7788)で開催中の「美がむすぶ絆 ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術名品展」を紹介する子ども向け新聞「山口ケンビKIDS」が、同館で配布されている。

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 同展開催にあたり、同館が子どもを対象に制作したもので、7月に山口県内の全小中学校の児童・生徒に配布した。現在、同館の受付や県立図書館にも置かれており、誰でも自由に持ち帰ることができる。

 同館では、特別展が開催される度に、子どもたちが美術作品に触れるきっかけになればと、価値の高い美術作品や展示内容を分かりやすく紹介する子ども向けの印刷物を制作している。

 今回制作されたのは、ダブロイド判4ページ2色刷りで、同展の目玉として今月10日まで展示されていた絵巻物「天稚彦草紙絵巻(あめわかひこそうしえまき)」のストーリーを漫画仕立てにしたものを掲載している。絵巻物の内容を分かりやすくかみ砕いた漫画が3ページにわたって描かれており、せりふは現代語で書かれている。1ページを使って、そのほかの展示品の紹介もしており、街並みを描いた絵巻は「大江戸ストリートの大にぎわい!」、屏風絵を「8メートルの超大スケール☆」など、見どころを一言で楽しく表現して書かれているのが特徴。

 同館では「こうした新聞をきっかけに、子どもたちが展覧会に興味を持って来館してもらえれば。学校で配布して家に持って帰ることで、家庭でも話が弾むのでは」と話している。

 開館時間は9時~17時(8月中の土曜は20時閉館)。月曜休館。観覧料は、一般=1,200円、学生=1,000円。9月21日まで(前期=~8月24日、後期=8月26日~9月21日)。

ベルリンの日本美術品が里帰り-山口県立美術館で名品展(山口経済新聞)ベルリンの美術館所蔵「日本美術の名品」を公開-国宝・重文級がズラリ(盛岡経済新聞)山口県立美術館(©マルニ)

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