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山口で「シン彩祭アート展」 山口県ゆかりの作家32人が出展

自身の作品を手に笑顔を見せる井上真寛さん

自身の作品を手に笑顔を見せる井上真寛さん

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 アートシャツをテーマにした「シン彩祭(さいさい)アート展」が現在、山口の「ギャラリーナカノ」(山口市中央1、TEL 083-924-6648)で開かれている。

会場の様子

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 山口県にゆかりのある作家を募り、イラストレーターや彫刻家、会社員、学生など32人が出展。作品は描き下ろしで、原画と作品を印刷したTシャツを展示する。2005(平成17)年から行っていた鮮やかな彩りの作品をテーマにした「彩祭アート展」を12年ぶりに復活させたもので、新型コロナや戦争のニュースが目立つ暗い世の中を明るくしたいという思いを込めたという。

 同ギャラリーの中野聡さんは「若い世代にチャンスを与える場を作りたかった。暗い社会が続く中で、若い人が活気づけばその輪が広がっていくのではないかと思った。若い作家には経験を積み、さまざまなアイデアに触れて成長してほしい」と話す。

 姉妹で作品を展示している山口芸術短期大学芸術表現学科2年の井上真寛さんは「夏をテーマに自分が着たいTシャツをイメージし、日差しの暑さや溶けていく様子を表現した。実際にTシャツに印刷された作品を見たら、液晶画面で見る作品とはイメージが変わることに気付いた。今回出展のチャンスを頂いたので、これからもっと頑張ろうという気持ち。自分以外の作品を見るきっかけにもなり、勉強にもなる」と笑顔を見せる。

 展示されているTシャツは購入可能で、価格帯は3,000円~8,500円。

 中野さんは「毎日盛況。想像以上に多くの人が来ていて、20~30代の若い世代が目立つ。暑い夏がまだ続くが、自分が気に入ったTシャツで癒やされてほしい」とも。

 開廊時間は11時~17時(土曜は18時まで)。8月22日~25日は休館。今月28日まで。

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